2009年04月16日

流体が金属に触れない電磁弁

医療、医薬、バイオ、分析などの分野では、流体が金属に触れない電磁弁というものが、必要になることがあります。
例えば、血液分析器であれば、ステンレス製の電磁弁なら、ステンレスは血液に腐食されませんが、血液にステンレスから金属イオンが流れ出てしまいます。ってなると、場合によっては血液分析に悪影響ですから、流体は金属に触れたくないってご要望もあるわけです。

ビュルケルトで、MicroFluidics(微小流体制御技術)が、流体が金属に触れない電磁弁として、医療・医薬・バイオ・分析などの分野で活躍しています。
しかし、今まではMicroFluidics(微小流体制御技術)はオンオフ電磁弁か、マイクロポンプしかありませんでした。
そこで、現在、比例電磁弁で、流体が金属に触れないような構造を持つ製品を開発中です。
開発の話自体は、以前からあったのですが、それが製品化目前という状況になっているようです。
オンオフでなく、開度を自由にコントロールできる比例電磁弁であれば、人工透析装置で、膜に送る流体の圧力を自由に制御したり、腐食性ガスの分析器で、流量を自由に変更したり、応用範囲が広がる製品です。

現段階では、いつ製品化されるのかは決まっていませんが、早く製品化されて欲しいなって思っています。
これを液体マスフローと組み合わせたら、制御精度が高くなると思うんですよね。

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2009年03月31日

a接点/b接点と電磁弁

リレーやスイッチの形式で、a接点とb接点があります。
a接点は、普段は回路が開いている状態(電気が流れない)で、アクションがあると回路が閉じる接点です。
b接点は逆に、普段は回路が閉じている状態(電気が流れる)で、アクションがあると回路が開く接点です。
ここまでは、電気回路に関する話です。

ところで、電磁弁にNC(常時閉)とNO(常時開)があります。
電磁弁を動作させる電気回路上に、a接点/b接点があると、どうなるでしょうか?

・NC(常時閉)の電磁弁の場合
  a接点が回路にあると、普段は電気が流れません。そのため、電磁弁は閉じています。
  アクションが発生すると、a接点の回路は閉じて電気が流れます。そのため電磁弁は開きます。
  b接点が回路にあると、普段は電気が流れます。そのため、電磁弁は開いています。
  アクションが発生すると、b接点の回路は開いて電気が流れなくなり、電磁弁は閉じます。

・NO(常時開)の電磁弁の場合
  a接点が回路にあると、普段は電気が流れません。そのため、電磁弁は開いています。
  アクションが発生すると、a接点の回路は閉じて電気が流れます。そのため電磁弁は閉じます。
  b接点が回路にあると、普段は電気が流れます。そのため、電磁弁は閉じています。
  アクションが発生すると、b接点の回路は開いて電気が流れなくなり、電磁弁は開きます。

a接点⇔b接点
NC ⇔ NO

それぞれ逆の関係であるため、2つ組み合わせると、ちょっとややこしい動きになります。

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2009年03月26日

PWM制御 ソレノイドとモーター制御の違い

PWMとは、パルス幅変調制御(Pulse width module)のことです。
例えば周波数500Hzならば、パルスのオンから、次のオンまでの時間が、1/500秒=0.002秒 となります。

パルスってのは、オンとオフを繰り返すわけですが、
(オン)−(オフ)−(オン)−(オフ)……

のうち、(オン)と次の(オン)までの時間を表します。
じゃ、(オン)と(オフ)までの時間は?
ということになりますが、これは「デューティ比」で表します。
これは、1つの周期のうち、(オン)時間の割合ということです。

500Hzでデューティ比が50%であれば、
0.002秒のうちの、50%、つまり(オン)の時間は、0.001秒で、
(オフ)時間は、0.002-0.001=0.001秒 となります。

500Hzで、デューティ比が25%であれば、
(オン)時間は、0.0005秒、
(オフ)時間は、0.0015秒 となります。
もちろん、(オン)+(オフ)=0.002秒;500Hz となるわけです。

このPWMで制御を行うのは、ビュルケルトの比例電磁弁でもそうですが、小型モーターの速度調節もPWM制御でする場合があります。
比例電磁弁は、ソレノイドコイルへの電源を、パルス制御しております。

ただ、ここで注意が必要なのは、モーターのPWM制御であれば、数1000Hz、あるいはそれ以上に周波数を細かくしますが、ソレノイドの周波数制御では、周波数を細かくしても、あまり意味がありません。

パンダ丸的には、モーターのインダクタンスに比べ、ソレノイドのインダクタンスは大きいので、そんなに周波数を細かくしなくても、電流がゼロになることは、無いから、と思っております。
結局、周波数を小さくすると、それだけ内部の擦れも増えてしまい、そんなにバルブ開度の制御の分解能を向上させることはなく、むしろ擦れによる消耗で、寿命を短くし、分解能は悪化する、ということかと思っております。
そのため、ビュルケルトの比例電磁弁は、数100〜1000Hzくらいのパルスになっていると、勝手に解釈しています。

ま、ソレノイドもモーターも、いろんな形がありますから、それぞれの形状や性能を確認する必要はあるかと思います。一般論でまとめることができることなのか? 微妙なところです。

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2009年02月08日

バルブの締切圧力とは?

バルブの締切圧力って、何ですか?
って、この間、お客様に聞かれました。
考えると、あまり馴染みにくい、言い方ですかね?

バルブの締切圧力とは、簡単に言うと、配管内の圧力が、これより低ければ、使えますよってことです。
じゃ、これより高い圧力になると、どうなるか? といいますと、

・バルブが開いてしまって、流体が流れてしまう。
・バルブを開こうとしても、配管内圧力に阻まれて、
 バルブが開かなくなってしまう。

という、どちらかの現象が起こります。
実際、どちらの現象が起こるかは、そのバルブの構造によります。
なので、一概には言えませんが。

さらに、バルブが漏れたり、開かなくてもいいけど、壊れてしまうのは困る、という場合には、「バルブの耐圧」をご確認ください。
バルブの耐圧は、基本的にはバルブボディの素材自体の強さによります。強度の強い材料で、肉厚であれば、単純にバルブの耐圧はあがります。
特に金属ボディのバルブであれば、バルブにはかなりの強度を持たせています。

例えば(あくまで例えばですけど)、
日本の高圧保安法(正確な名前じゃなかったかも…)では、
4倍耐圧という考えがあります。正常に使えるという範囲の、4倍もの圧力をかけて、バルブ本体が壊れないという確認を行います。
また、UL(アメリカ)では、5倍耐圧試験という項目があります。
これらの規格の場合には、相当の強度を、バルブに求めているわけですね。

もちろん、全てのバルブが、これだけの強度を持っているわけではありませんが、中には、これだけの強度を有するバルブも、あるわけです。

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2009年01月20日

バルブの表面仕上げ

特にサニタリー仕様のバルブでは、ステンレスの表面仕上げをしてから納入を、というご要望をよくいただきます。
その中で、よく「バフ」という言葉を使います。
「バフ」とは、研磨剤を用いて、表面を磨く処理のことを一般に指します。
その研磨剤の細かさを、#400 など、#+数字で表すことが、一般的です。
バルブでよく使われる、#400は、最大粒径が75μm以下の粒子です。
さらに詳しい定義は、JIS R6001 をご参照ください。

実際に、バフ#400にて仕上げられたステンレスの表面は、鏡のようにピカピカしています。

また、その表面仕上げをした後の評価として「表面粗さ」を測定します。特にRa(中心線表面粗さ)が、指標としてよく使用されます。
専用の測定器があり、それを使用して計測されます。

あくまで一般論ですが、
日本国内では、バフ#○○○で仕上げられたかが、重要視され、つまりどの研磨剤を使ったかが重要とされます。
海外では、どの研磨剤かはどうでもいいが、仕上げ後のRa(中心線表面粗さ)の計測がいくつであるかが、重要とされます。そのため、Raの証明書をバルブに添付して出荷してほしい、というご要望も多くあります。

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2009年01月07日

全波整流

全波整流とは、交流電気を整流の1つです。
参考までに…
整流器

交流はプラスからマイナスまで、常に振幅を繰り返します。
全波整流は、そのマイナス側の波を、プラス側にもっていく方法です。
主にダイオードを使う方法です。
それを実現する方法のひとつが、ブリッジ回路です。

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タグ:全波整流
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2009年01月06日

デューティサイクル

パルス信号を扱うとき、デューティサイクル(デューティ比)という言葉がでてきます。
ちなみに、Wikipediaではこんな感じです=デューティ比

こちらに記載されている通り、オン/オフを繰り返しているときの、オン時間の割合です。
すなわち、デューティサイクル=オン時間÷(オン時間+オフ時間)
となります。

たとえば、デューティサイクルが30%であれば、
・オン時間:3秒間
・オフ時間:7秒間
・オン時間:3秒間
・オフ時間:7秒間 .....
と繰り返していくものです。あくまで割りだけなので、
・オン時間:0.3秒間
・オフ時間:0.7秒間
・オン時間:0.3秒間
・オフ時間:0.7秒間 .....
でも同じです。

で、ここで問題となってくるのが、このパルスを使用している、【パドル式流量計】と【比例電磁弁】です。この2つ、パルスを使っていますが、使い方がまったく異なります。

【パドル式流量計】は、液体が流れる度に、パルスがひとつ発生します。デューティサイクルは50%に固定されています。
すなわち、例えば流量が少ないと、
・オン時間:2秒間
・オフ時間:2秒間
・オン時間:2秒間
・オフ時間:2秒間
であったものが、例えば流量が増えると、
・オン時間:0.1秒間
・オフ時間:0.1秒間
・オン時間:0.1秒間
・オフ時間:0.1秒間

と、オン/オフ時間の割合は同じまま、パルスの数が増えていきます。

これに対し【比例電磁弁】は、
電磁弁開度が少ないときは、例えば
・オン時間:0.01秒間
・オフ時間:0.99秒間
・オン時間:0.01秒間
・オフ時間:0.99秒間

であったものが、電磁弁開度が大きくなると、例えば
・オン時間:0.99秒間
・オフ時間:0.01秒間
・オン時間:0.99秒間
・オフ時間:0.01秒間

と、オン/オフ時間の比率=デューティサイクル が、変化します。

目的により、【パルス信号】はいろいろ使い分けています。

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2009年01月05日

ブリッジ回路

ダイオードを4つ使ったブリッジ回路は、交流を直流に変換することができます。
ビュルケルトの電磁弁の中には、UCコイル、という変わったコイルの製品があります。
UCは、universal coil の略で、交流(AC)、直流(DC)も共通で使えることを示しています。UCってのは、造語なんですかね?

コイルの中に、ブリッジ回路を構成しているものと、ケーブルプラグの中にブリッジ回路を構成している製品があります。
その区別が、ちょっとややこしいんですけど…

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2008年12月08日

熱プラズマ

熱プラズマは、電子だけでなく、イオンや原子などの重たい粒子も、高温状態になっているプラズマのことです。
低温プラズマは、基本的には電子だけが温度が高く、反応性が高い状態ですが、熱プラズマは、イオンや原子も反応性が高い状態ですので、化学反応が非常に促進されます。
また、熱プラズマ中では、ラジカル種が容易に生成されるため、やはり化学反応が促進され、通常では起こり得ないような化学反応が起こることもあります。
ただ、反応性が高すぎて、制御がなかなかできない、という問題点もあります。
パンダ丸が学生のことは、プラズマ中の化学反応速度なんて、理解することが非常に難しい、という感じでした。最近でも、同じでしょうか?
ただ、反応性が高く、例えば反応容器やチャンバーを小さくすることもでき、効率良く化学反応を利用することもでき、今後、期待される分野でもあります。
ビュルケルトでは、プラズマを発生させるために必要な、気体流量を制御するための、MFC(マスフローコントローラ)や比例電磁弁で、貢献させていただきたい、と思っております。

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2008年12月01日

継電器(リレー)

継電器(リレー)は、信号を出力する、電気機器です。
電磁弁を動作させるのに、よく使われます。
電磁弁は基本的に、電気を流すと動作し、電気を遮断すると非動作状態に戻るわけです。
この電磁弁を動作させるときに、継電器(リレー)を使います。

電磁弁は、そこそこ電流を流さないといけないこともあり、スイッチやPLC(プログラマブルロジックコントローラ/シーケンサ)から直列回路を組むことは、あまりありません。もちろん、大電流用のスイッチなどもありますけど。
そこで、継電器(リレー)にて中継することで、安全に電磁弁を使用できるわけです。もちろん、タイマーやカウンターなどと回路を組んで、シーケンス回路を作ることもできます。
もちろん、シーケンス回路なら、PLC(プログラマブルロジックコントローラ/シーケンサ)が得意なわけですけど。

ビュルケルト自身は、継電器(リレー)やPLC(プログラマブルロジックコントローラ/シーケンサ)を製造しているわけではありませんが、バルブ類を含んだシステムを構築するときには、継電器(リレー)やPLC(プログラマブルロジックコントローラ/シーケンサ)の技術が必要なことも、よくあります。

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2008年11月28日

SCADA

SCADAとは、制御システムのひとつで、オペレータ(人間)に情報を伝え、また入力システムとして、監視制御するシステムです。
でも、いろいろ定義もあるんでしょうかね?
ちなみに、SCADAとは、Supervisory Control And Data Acquisition の略 だそうです。この略は、はじめて知りました(笑)

パンダ丸は、PLC(プログラマブルロジックコントローラ、シーケンサ)との組合せの中で、使用したことがあります。
SCADA自体は、パソコンを通じて使われます。またタッチパネルを通じて、入出力を行うこともあります。

実際のプラントの制御については、PLCで制御が行われることが多いかと思います。大規模プラントでしたら、DCSにて制御されることもあるかと思います。
PLCにSCADAを接続し、さらに帳票システムとリンクされたり、場合によってはインターネットに接続し、遠隔監視や操作をできるようにシステムを構築する場合もあります。

ビュルケルト自体は、SCADAを持っているわけではありませんけどね。
でもユーザーフレンドリーなシステムを構築する上では、SCADAとどのようにリンクされるかは、考えなければいけない場合もあります。

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タグ:SCADA
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2008年11月23日

シフト反応

シフト反応って、正確には水性ガスシフト反応って言うそうです。
一酸化炭素と水蒸気から二酸化炭素と水素を生成する反応のことで、化学式は、

CO + H2O ⇔ CO2 + H2

って反応です。
温度や圧力に応じて、化学平衡が変化する反応です。
一般に、C1化学には重要な反応です。
でも、なんでシフト反応って言うんですかね?
英語でも、Shift reaction って書くので、日本語は直訳そのままです。

石油や石炭、天然ガスなどを利用するときの、水蒸気改質と同時に起こることも多い、化学工学には非常に重要な反応です。
ビュルケルトのアングルシート弁は、この反応の制御に、非常に多く使われています。

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2008年11月17日

ガスボックス

1種類、または複数種類のガスの流量を制御する【ガスボックス】というものがあります。
ビュルケルトには【ガスボックス】を構成する要素技術として、下記のものがあります。

・MFC:気体流量計測/制御/ハンドリング
・比例電磁弁:気体流量制御/ハンドリング
・圧力コントロールユニット:Type8611+比例電磁弁

ビュルケルトでは、各要素技術である、上記の製品のみも販売しておりますが、【ガスボックス】として、ユニットを組んだ状態でも納めることができます。
最近は【ガスボックス】のお問合せも増えております。

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2008年11月12日

ケルビン(絶対温度)

普通、温度は「℃」で表しますよね。
天気予報の気温や、エアコンの設定温度など。
正確には、「摂氏○○度」って言うのですが、普段は言わないですよね。単に「ド」って言ってしまいます。
「℃」は、セルシウス温度での単位で、元々の定義は、水が凍る温度は「0℃」、水が沸騰する温度は「100℃」です。
元々って言い方が、ちょっと微妙ですが、そこはちょっと置いておきます。

これにたいし「ケルビン」という温度単位があります。
略記号は「K」です。
1℃と1Kは、同じ幅です。だから、
「今日の最高気温は、最低気温より10℃高い」
「今日の最高気温は、最低気温より10K(ケルビン)高い」
は、同じ意味です。

ただ、はじまるポイントが違います。
0K(ケルビン)は、絶対零度になっています。だから、
0K(ケルビン) = -273.15 ℃
273.15K(ケルビン) = 0℃
っていう関係です。

普段、ケルビンなんて単位は使いませんが、
バルブの容量係数(Kv値/Cv値)を計算するとき等に、使います。

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2008年10月29日

マスフローとプラズマ

割と最近、よくプラズマという言葉を耳にします。
パンダ丸が、実際にプラズマが使用されているのを見たのは、大学の研究室でした。
自分のテーマではありませんでしたが、隣の研究室で、マイクロ波で生成したプラズマを使用しての、CVDで、人工のダイヤモンドを作ろうという研究をしていて、そのときにプラズマが実際に使用されているところを、初めてみました。
この人工ダイヤモンドは、地中から産出される宝石のダイヤモンドとは違って、一定の配向性を持っていて、将来はシリコンに変わる半導体の素材に、なんていう壮大なテーマの研究でしたね。
その後、この研究がどうなったのかな、知りませんが…

で、プラズマってのは何かというと、全体的には中性なんだけど、内部は正の電荷を持つものと、負の電荷を持つものにわかれ、局所的には中性になっていない状態で、非常に反応性が高い状態です。
普通に自然界に存在している場合には、物質は中性を保っていますから、中性に向かうように、基本的にはエントロピーは向いているから、ちょっとやそっとのことでは、プラズマになりません。
プラズマになるには、それ相応のエネルギーが必要です。

で、プラズマを作るのに、アーク放電なりマイクロ波なり、高エネルギーを供給する必要があるわけですね。
もっと身近なところでは、「火」もプラズマですよね。

基本的に、プラズマは気体から生成されるものって認識が多いですが、別に気体に限る、というわけでは無いです。
でも、気体から生成されるプラズマが、圧倒的に多いですけどね。

このプラズマ、もともと安定な気体を、無理矢理、高エネルギーで不安定状態にするもんですから、プラズマ自体が不安定なものです。
でも、工業的に使用するなら、安定したプラズマが必要です。
プラズマを安定するのに、必要な3大条件は、
 1)安定した高エネルギーの供給
 2)安定した気体の供給
 3)安定したチャンバー内圧力状態

ということになります。
って、隣の研究室の人は、言ってました。
やっぱりプラズマの状態が安定しないと、人工ダイヤモンドは、できないらしいです。

で、1)については、パンダ丸の得意分野では無いので、割愛します(笑)
2)、3)については、これは流体制御の分野ですので、パンダ丸、というかビュルケルトの得意分野です。

気体流量の制御といえば、定番はMFC(マスフローコントローラ)になるわけですが、これがちゃんとしていないと、2)や3)の条件が整わないわけです。
ビュルケルトのMFC(マスフローコントローラ)は、
・計測時間が最短0.005秒と、非常に高速
 (汎用品なら、1〜10秒程度?)
・そのため、流量安定に要する時間も最短0.3秒程度と、非常に高速
・圧力が変動しても、流量測定に影響無し
・再現性が高い(±0.1% F.S.)

です。特に、再現性が高いというのが重要で、
もしかしたら、ちょっと本当の流量とずれていても、毎回同じ
流量になるってのが、再現性が高い、ということです。
これは、つまり毎回同じプラズマが作れる、ということになります。

だから、プラズマ制御に最適なわけです。
ついでに言うと、
・壊れにくい
・自動ゼロ調整機能がある
ってのも、実際に使用する方を考えた設計になっております。

工業的にプラズマが使われているところというと、
プラズマクリーニング(表面処理)・CVD・PVD・スパッタリング・エッチング・アッシング などですよね。
あ、燃焼炉も、そうですよね。

ん〜、今のところ、他に思いつかないです。
でも、反応性の高さが売りのプラズマですから、もっと応用範囲はあるんでしょうね。
最近では、エッチングを多ステップで行ったり、エッチングと蒸着を同時に行うようなことも行われています。
こういう場面では、反応性の高いビュルケルトのMFCは、お役に立ちます。

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2008年10月24日

フリッパーとは?

フリッパーとは、魚の鰭(ひれ)のことです。
魚は水中で鰭(ひれ)を動かすことで、水流を制御し、水をかいたりすることで、泳いでいるわけです。
ビュルケルトのフリッパー電磁弁も、バルブ内部に鰭(ひれ)のように動く部分があり、これが流れを制御しています。

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2008年10月23日

比例電磁弁・コントロール弁のレンジアビリティ

ビュルケルトの比例電磁弁・コントロール弁のレンジアビリティは、下記のようになっています。

・Type2822 1:500
・Type2824 1:100
・Type2833 1:100
・Type2835 1:100
・Type2702 1:50
・Type2712 1:50

比例電磁弁やコントロール弁の開度が小さくなると、バルブ前後の圧力差が大きくなり、開度を小さくしても意外とたくさんの流量が流れてしまう場合もあります。
開度を小さく絞った場合の流量については、圧力差の動向をあわせて、ご確認ください。

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2008年10月09日

電磁弁の選定

電磁弁の選定って、実は結構面倒なものです。
ビュルケルトでも、100種類以上の電磁弁があります。
それだけ、ご用途に応じて、各種のタイプをご用意しております。
逆にいうと、それだけ何でも使える電磁弁というのが、無いともいえます。

電磁弁を選択するには、
・流体の種別
・流量
・圧力(上流側/下流側)
・温度(流体/周囲)
・電圧
・本体/シール材質

などの条件が基本ですが、
どういうご用途で電磁弁をお使いになるか、
いろいろお伺いして、電磁弁の選定を行っていきます。
電磁弁の選定に困ったら、お気軽にビュルケルトまで、お問合せください。

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2008年10月05日

バルブの名称と分類

このバルブ屋ブログで、バルブの種類について、説明してきました。
たとえば、
・アングルシートバルブ
・グローブバルブ
・ダイヤフラムバルブ
・ベローズバルブ
・ボールバルブ
・ゲートバルブ
・プランジャバルブ
・フリッパーバルブ
・ロッカーバルブ

これらは、バルブの形状から分類されています。
このバルブがどういう形になっているか。
それにより、様々な名称があります。

ダイヤフラムバルブの亜種では、
・多方向ダイヤフラム弁
・T型バルブ
・タンクボトムバルブ
などもあります。形状が、標準のダイヤフラム弁とは異なるため、別の名称があります。

そして、このバルブの動かし方で、下記の分類があります。
・手動弁
・自動弁

自動弁は、遠隔操作できるバルブ、ということです。
自動弁には、動かすための動力に応じて、下記の分類があります。
・空圧弁
・電磁弁
・電動弁
・自力弁(機械式バルブ)

また、バルブの動作において、下記のような分類もあります。
・オンオフ弁
・コントロール弁(無段階制御弁)

そして、バルブの目的によって、下記のような分類があります。
・ドレンバルブ
  配管にたまっている水などを捨てる目的で使います。
  そのため、基本的には下に向いてついているバルブです。
・ベントバルブ
  配管にたまっている空気などを捨てる目的で使います。
  そのため、基本的には上に向いてついているバルブです。
・リークバルブ(真空破壊弁)
  系内が真空になっているところに、大気を系内に導入する
  ことで、真空でなくすためのバルブです。
・エマージェンシーシャットバルブ
  緊急時に流体を止めるため、異常を感知したら
  すぐに閉まるバルブです。
  逆に、エマージェンシーオープンバルブもあります。
・流量制御バルブ(FCV)
  流量を制御するためのバルブ。
  バルブってすべて流体を制御するのが役割ですが、
  ちょうどいいところの流量を制御する目的で使うバルブです。
  PID(P&ID)上では、Flow Control Valveの略で、
  「FCV」とも使われます。
・圧力制御バルブ(PCV)
  たとえばタンクに窒素ガスをためる場合、
  タンク内の圧力を制御する目的で使うバルブです。
  PID(P&ID)上では、Pressure Control Valveの略で、
  「PCV」とも使われます。
  タンクに窒素ガスを供給するところにつけて、
  圧力を上げるために使うのか、
  タンクから窒素ガスを逃がすところにつけて、
  圧力を下げるために使うのか、
  どちらの場合もあります。
・温度制御バルブ(TCV)
  温度を制御するために、熱媒(スチームなど)と
  冷媒(冷却水など)の制御を行うために使います。
  「温度を上げるために」バルブは「開く」のか「閉じる」のか
  注意しないといけません。
  PID(P&ID)上では、Temperature Control Valveの略で、
  「TCV」とも使われます。
・レベル制御バルブ(LCV)
  タンクの液面(レベル)を制御するバルブです。
  PID(P&ID)上では、Level Control Valveの略で、
  「LCV」とも使われます。

バルブの分類って、結構ややこしいんですよね。
目的に応じて、ふさわしいバルブを選ばないと、うまく制御ができない場合もあります。

ご興味いただいたら、ビュルケルトまで、お気軽にお問合せください。

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2008年09月24日

「ヘルール」と「フェラル」もしくは「フェルール」

「ヘルール」っていうと、食品や飲料分野で主として使われる、配管接続の部品、あるいは方法です。
内部に液溜まりや段差が無く、洗浄性が高いこと、また配管の組立がクランプで行え、特別な工具が無くとも簡単に外したり組み立てたりすることができる、非常に有効な方法です。
ビュルケルトの製品では、ダイヤフラム弁やロボラックス、サニタリーの流量計や導電率計、PH計などに使われています。

「フェラル」っていうと、主に分析計、たとえばHPLCやGC/MSなどで、高圧のチューブを接続する部品です。ステンレス製、PEEK製、グラファイト製などがあると思います。
あ、車などの燃料系統のチュービングでも、使われていましたっけ?
ビュルケルトの製品では、MicroFluidics(分析計や医療、医用、バイオ装置用の電磁弁や小型ポンプ)、MFC(マスフローコントローラ)、LFC(液体用微少流量コントローラ/流量計)などが、「フェラル」と近い関係にあたります。

「ヘルール」と「フェラル」、全く異なる分野で使われ、形も異なりますが、英語で書くとどちらも「ferrule」なんですよね。
発音的には、「フェラル」の方が近いと思います。
下記で「ferrule」って検索すると、発音も聞くことができます。
http://www.merriam-webster.com/

確かに、スペルだけを見ると「ヘルール」って気もしますけど…
これって、何か意味とか理由があって、あえて違うカタカナをあてているんですかね?
それとも、単に誰かの読み間違えから始まったんですかね?

さらに「フェルール」って言う人もいるんだ…
ていうか、紛らわしい(笑)

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