続きです。
他の、ビュルケルトの電空ポジショナの機能について、
お話しします。
・CHARACR(キャラクト)機能
前々回、バルブの流量特性(リニア、EQ%など)について、
お話ししましたが、その流量特性を、変更する機能です。
一般には、流量特性は、バルブの形状、特にシート部の形状に
よります。
普通、バルブの開度指令信号4-20mAと、バルブのストローク
(上下の動き)は、直線的に一致してます。
直線的っていうのは、4mA:0%、8mA:25%、12mA:50%、
16mA:75%、20mA:100%って感じで、一致している、って意味です。
これを、ちょっと手を加えて、
4mA:0%、16mA:50%、20mA:100% (間は省略)って感じで、
信号が小さいときは、あまりバルブを動かさず、
信号が大きいときは、大きくバルブを動かすようにすると、
実質的に、EQ%なバルブ特性が得られることになります。
これで、従来コントロール弁としては、制御性に難がある
ダイヤフラム弁でも、制御性を著しく向上させることに、
成功しました。
また、キャラクト機能で「フリー」を選ぶと、信号の10%刻みで、
バルブ開度を指定できるので、さらに使用にあわせた、
制御性を持つように、改造できます。
・AUTOTUNE(オートチューニング)機能
一般のコントロール弁には、4mAのときに、ちゃんとバルブが
閉まるよう調整する機能(ゼロ調整)と、
20mAのときに、ちゃんとバルブが全開になるよう調整する機能
(スパン調整)を、1台1台、調整してあげないと、いけません。
これが、結構面倒なんですよね。
パンダ丸の経験では、ゼロ調整をあわせると、スパン調整がずれ、
スパン調整をあわせると、ゼロ調整がずれ…
って、10回くらいやらないと、うまく動かなかったことが
ありました。かなり、キレそうになります。
でも、ビュルケルトの電空ポジショナのオートチューニング機能
は、簡単なボタン操作で、このゼロ/スパン調整を行ってくれ
ます。
この機能では、実際にバルブが内臓のプログラムに従い、自動的
に動き、0%と100%のバルブのストローク位置を確認し、調整
します。
これは、便利ですよ〜
徹夜で、他の会社のバルブを調整していた苦労を思うと…
この機能が作動すると、勝手にバルブが開いたり閉まったりする
ので、注意してください。
勝手にスチームが流れてしまって、異常に温度が上がっちゃった
とか、ならないように、元弁はちゃんと閉めてから、オートチュ
ーニングしましょう。
機能を2つ紹介しただけで、こんなに長くなっちゃった…
というわけで、まだ続きます。