前回に続いて、今回は、液体編です。
液体の場合、注意していただきたいのは、「ゴミ」というか、
「異物」というか、とにかく「固形分」が入っているものは、
要注意です。
電磁弁は、基本的に、ゴミの詰まりに弱いです。
ちゃんと電磁弁の上流に、フィルターやストレーナがあれば
いいのですが、なかなか、お客様の都合で、そうもいかない場合が
あります。
ゴミが、なんで問題なのか、というと、プランジャの周りに
ついてしまうと、本来磁界の真ん中で、上下に動くプランジャが、
ゴミに邪魔されて、ちょっと傾いてしまうと、磁界を乱してし
まい、誘導電流が発生したり、シェーディングコイルの電流が
かき乱されたり、その電流が熱になってしまい、結果として、
コイルの内部が断線して、電磁弁が壊れてしまう、という
ケースが多くあります。
ちゃんと、電磁弁の電気回路の中に、適切なヒューズがあれば、
電磁弁が壊れる前に、ヒューズが切れるので、まだ良いのですが、
ヒューズが無いと、コイルが熱で焼ききれるまで、通電しっぱなし
なんていうケースもあります。
そんなとき、お勧めなのが、「フリッパー型電磁弁」です。
このフリッパー型電磁弁は、電磁弁の駆動部が、ダイヤフラム
(膜)で、流路部分と分離されているため、ゴミが駆動部に
入ることがありません。
(ちなみに、フリッパー型は、プランジャを持っていません。
電磁弁のくせに。駆動方式は、ピボットアーマチュアガイド
って、呼んでいて、ビュルケルトのオリジナルの駆動方式
です。これは、駆動部が軸で固定されるので、機械的に
非常に強い、方式です。)
というわけで、このフリッパー型電磁弁は、ゴミ等に非常に
強い電磁弁です。理由は、ゴミが詰まる場所が無いから。
単純な理由ですね。
でも、どんな時でも、ゴミに強いというわけでは、ありません。
あるとき、電磁弁が壊れた、ということで、お客様に返品いた
だきました。その電磁弁は、オリフィスが1.5mmという、非常に
小型な電磁弁なのですが、その1.5mmの穴の手前で、直径2mm
程度の白い球状のものが、詰まっていました。
ラムネ瓶のビー玉みたいに…
いくら、ゴミに強いって言っても、オリフィスより大きなゴミ
がきたら、詰まってしまいます。
だから、どんな時でも、大丈夫とは、申しませんが、
「一般的に」ゴミ・固形分が混ざる流体に、お勧めしたい、
電磁弁です。
直動電磁弁では、
Type330/124/121/6128/6608 が、該当し、
パイロット電磁弁では、
Type5282 が、該当します。
よく、電磁弁が壊れて困る、という方は、
電磁弁の上流に、細かいメッシュのフィルターを入れるか、
ビュルケルトまで、お問合せください。