2007年05月09日

エラストマーの耐寒性

前回、エラストマーの耐熱性について、書きました。
耐寒性も、重要な項目です。

意外と、耐熱性には注意を払うが、耐寒性はあまり気にしない、
という方も、多いみたいです。
でも、エラストマーは、低温度でも劣化してしまいます。

低温度でのエラストマーは、下記の要因で劣化します。
・ゴムの硬化
・ガラス転移
・結晶化
エラストマーの種類にもよるので、一概には言えませんが、
このような要因で、低温度でエラストマーは劣化します。
よく、「ゴムが凍る」って言い方を、パンダ丸はしますが、
この日本語は、あまり正確では無いかもしれませんね。

高分子構造を持つエラストマーは、低温化では、内部で
自由に動くことができず、特に(フッ素系など)分子構造
内部に極性を持つものは、その極性間の結合力が大きくなり、
結果として硬化してしまったり、それが新たな化学結合を促し、
エラストマーそのものを変質させ、もとに戻らなくなって、
ひずみ、割れ、硬化などが発生します。

「温度が下がっても、また上げればいいんでしょ?」
と言われることもありますが、それは違います。
水と氷の関係なら、それで良いですが、高分子である
エラストマーではそのようにいきません。

特に、NBR、FKM、FFKMは、低温には弱いエラストマーなので、
充分にご注意ください。
posted by パンダ丸 at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | よくあるご質問(FAQ)
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