耐寒性も、重要な項目です。
意外と、耐熱性には注意を払うが、耐寒性はあまり気にしない、
という方も、多いみたいです。
でも、エラストマーは、低温度でも劣化してしまいます。
低温度でのエラストマーは、下記の要因で劣化します。
・ゴムの硬化
・ガラス転移
・結晶化
エラストマーの種類にもよるので、一概には言えませんが、
このような要因で、低温度でエラストマーは劣化します。
よく、「ゴムが凍る」って言い方を、パンダ丸はしますが、
この日本語は、あまり正確では無いかもしれませんね。
高分子構造を持つエラストマーは、低温化では、内部で
自由に動くことができず、特に(フッ素系など)分子構造
内部に極性を持つものは、その極性間の結合力が大きくなり、
結果として硬化してしまったり、それが新たな化学結合を促し、
エラストマーそのものを変質させ、もとに戻らなくなって、
ひずみ、割れ、硬化などが発生します。
「温度が下がっても、また上げればいいんでしょ?」
と言われることもありますが、それは違います。
水と氷の関係なら、それで良いですが、高分子である
エラストマーではそのようにいきません。
特に、NBR、FKM、FFKMは、低温には弱いエラストマーなので、
充分にご注意ください。



