2007年04月14日

ウオーターハンマーとスチームハンマー

ウオーターハンマーとスチームハンマーは、ときには
配管やバルブやポンプなどの機器を壊してしまうことがあります。

バルブからみて、この現象を抑える方法を、考えてみます。

<ウオーターハンマーについて>
ウオーターハンマーは、発生する要因はいくつかありますが、
最も多い原因は、バルブを急に閉めてしまうことです。
流れを急に止めてしまい、その勢いが配管に伝わり、振動などが
発生します。その振動が、共鳴してしまい、機器を壊すことも
あります。

その発生を抑えるには…
1)15A以上の電磁弁を使用している場合
 ビュルケルトでは、ウオーターハンマーを発生させない機構を
 持つパイロット電磁弁を製造しております。
 そのような電磁弁を、ご採用ください。
 また、上流に減圧弁がある場合には、なるべく低い圧力に
 調整することも、有効な場合があります。
2)15A未満の直動電磁弁を使用している場合
 直動電磁弁は、動きが早いので、対策が難しいですが、
 動作スピードを落とすために、比例電磁弁(ランプ機能付)を
 使用するという方法もあります。
 また、途中にバッファタンクを設けることも、有効な場合が
 あります。
3)15A以上のエアー作動弁を使用している場合
 ビュルケルトのアングルシート弁(ビローシート)では。
 ウオーターハンマーを抑える構造をとっています。
 アングルシート弁(ビローシート)の採用をご検討ください。
 また、それでもウオーターハンマーが発生する場合には、
 バルブの動作スピードを遅くする、スピードコントローラの
 設置を推奨します。

<スチームハンマーについて>
スチームハンマーは、配管中に残ったドレン(スチームの凝縮水)
が、スチームにふれて、急激にスチームとなり、膨張したり、
圧力が急上昇しておきる現象です。
よって、ウオーターハンマーの対策とは、別個の対策が必要です。

1)ドレンをためない配管構造とする。
2)スチーム弁を開けるときには、ドレン弁も開け、
  ドレンを抜くようにする。
3)スチーム弁を開けるときには、ベント弁も開け、
  配管内圧力を抜くようにする。

という対策があり、バルブというよりも、バルブの動作方法を
変更する、というのが主な対策です。

また、ウオーターハンマー防止器が、いろいろなメーカー様より
発売されていますので、それらを使用するのも有効な対策です。
ただし、ウオーターハンマー防止器は、詰まり・錆などで、
壊れてしまうこともありますので、配管から変な音が聞こえたら、
チェックを行ってください。
機器をつけたからって、安心は禁物です。
ちなみに、ビュルケルトでは、ウオーターハンマー防止器は
製造しておりません…
posted by パンダ丸 at 01:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 流体制御に関連した用語集
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