パイロット電磁弁とは、電磁力と流体の圧力を利用して、
開閉をする電磁弁です。
パイロット電磁弁の逆は、直動電磁弁です。
直動電磁弁とは、開閉を電磁力だけで行います。
ですが、電磁力とは、あまり大きな力ではありません。
いや、コイルの巻き数をたくさん増やせば、大きな力になります。
でも、その発熱を逃がすことを考えなくてはならないのと、
その大きなコイルを製造するのに、コストがかかりすぎるので、
あまり大きなコイルは作れません。
コイルが大きくないと、口径の大きな電磁弁は作れません。
概ね、口径6mm以下の電磁弁が、直動電磁弁になります。
ただ、例外もあり、使用できる圧力が低いところで、限定して使えば、
口径20mmの直動電磁弁もあります。
パイロット電磁弁は、口径が大きいと使用できないという弱点を
克服した、電磁弁です。
その克服のために、1次側(上流側)の流体の圧力を、利用します。
そのため、1次側(上流側)と2次側(下流側)に、一定の圧力差
が無いと、バルブが開きませんし、閉まりません。
どの程度の圧力差が必要なのかは、各パイロット電磁弁の構造に
よります。
Type5281の場合は、必要な圧力差が0.05MPa(50kPa)です。
特に気をつけなければならないのば、開いているバルブを、
閉めるときにも、これだけの圧力差が必要です。
もともとの圧力差が、あまりに少ないと、
閉まらなくなってしまいます。閉まるにしても、バルブが閉まるまでの
時間がかなりかかる場合もあります。
圧力差が高いほど、バルブの開閉時間も短いです。
また、Type5281は、バルブの開閉時間をあまり早くし過ぎないように
しているため、ウォーターハンマーが起きないようになっています。
小さい口径であれば、ウォーターハンマーが発生しても、
もともとの流体の力が小さいので、あまり問題になりませんが、
口径が13A(15A)〜50AのType5281では、ウォーターハンマーが
発生すると、配管自体や付属機器(ポンプなど)を壊してしまう
恐れもあります。
それを、Type5281は、防いでいます。
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