ハンチングとは、制御の世界では、制御が振動してしまうこと。
制御が波をうってしまうことを指します。
例えば、温度制御で、40℃にしたいところ、40℃に安定せず、38℃と42℃をいったりきたり、その温度グラフを作ると、波をうっている制御のことです。
オンオフバルブによる制御なら、ハンチングは必ず、発生すると言ってよいかと思います。
例えば、お風呂の温度を40℃にセットしたいとして、お湯の蛇口にオンオフのバルブをつけておきます。そして、42℃になったらお湯を止めて、38℃になったら、お湯を出す、というようにプログラミングすると、お風呂の温度は、42℃と38℃をいったりきたり、この間で制御することになります。
これでは、幅がありすぎるので、41℃でお湯を止め、39℃でお湯を流す、としたら、やはり41℃と39℃をいったりきたり。
では、40.5℃と39.5℃で…
この方法では、このお湯のバルブを止める温度、流す温度を同じにすることはできません。40℃にしたいからっていって、どちらの制御温度も40℃にしたら、バルブはどう動いていいか、わかりません。
2つのバルブを止める温度、流す温度には、必ず差が必要で、これがゼロになったら、制御はできません。
これが、ハンチングです。
だから、オンオフバルブにはハンチングがつきもので、常に現在値(PV値)は、設定値(SP値)を、いったりきたりします。
これでは、制御にならない。きっちり40℃にしたいんだってときには、コントロールバルブとPIDが必要です。
で、コントロールバルブをPID制御しているのに、ハンチングをしてしまう、って場合には、PIDの各係数を見直してください。
とくに、I値(積分値)です。これが小さすぎると、制御がハンチングします。
また、P値(比例値)が大きすぎても、制御がハンチングする場合があります。この場合、P値を小さくするのか、I値を大きくするのか、ちょっと判断が難しいところなんですけどね。
状況を見てから、適正な値を決めるってのが、PID制御係数を決める、常道なんで、どうすればいいって、一概に言えないのが、ちょっともどかしいところです。
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