2007年03月31日

MFCについて(7)

続きです。

では、熱なんて、どうやって測定するんでしょうか?
ポイントは、温度です。だけど、単純に温度だけ測っても、夏冬の寒暖差もあります。
そのため、MFCでは、あえて熱を与えて(温めて)、少し前後に離れたポイントで温度を測定しています。
熱源から等距離の上流/下流で温度を測定すれば、流れてなければ、同じ温度になるはずです。
でも、流れていれば、温められて下流に流れ、上流に温度は伝わりにくくなります。
そこで、前後のポイントには、温度差が発生します。
その温度差が、質量流量によってきまります。

核心に近づいてきました?
まだドンデン返しがあるかも(笑)

MFCについて(6)

続きです。

(3)で、風向きを調べるのに、軽く指先を舐めて、冷たく感じる方角が、風の吹いてる方向だって、話しました。
風の強さについては、どうでしょう?
風が強ければ、より寒く感じます。たくさん熱を奪われるからですね。
風の吹く量=風量は、配管の中に風が吹くと考えれば、流量になります。
熱と分子と流量には、密接な関係があります。
この関係を利用して、目で見ることができない「流量」を測るのが、MFCです。
気体の種類(分子)が、あらかじめ決まっていたならば、流量は熱の奪われ方によって測ることができます。
このとき測る流量は、分子の個数であり、それは質量流量に繋がります。

まだまだ続きますね。

MFCについて(5)

続きです。
熱のたまる度合いは、分子の数と種類(原子と原子間の結合)によってきまります。
だから、似たような原子と原子間の結合であれば、熱のたまり方も近くなります。
原子の違いのポイントは、原子番号です。番号が近いモノは、似たような傾向があります。
つまり、関連するのは、熱のためやすさ・伝わり方と分子です。
分子の種類がかわれば、熱の伝わり方はかわります。
分子の数が多ければ、熱をたくさんつたえます。

まだ続きますね。

MFCについて(4)

前回の続きです。

なぜサウナの90℃は耐えられるのに、お風呂の90℃は無理なのか。
サウナなら、体の表面に触れているのは空気です。お風呂ならお湯(水)です。
空気やお湯から熱をもらうから、熱いんですね。でも、空気と水では、熱の伝わり度合いが、全く違います。
空気は熱を伝えにくく、水は熱を伝えやすいです。
だから、サウナはお風呂より高い温度も耐えられます。
(サウナの場合、汗が揮発して、熱を奪うって現象も起きてますけどね)

空気と水は、何が違うのか。
それぞれ、気体と液体ですよね。
気体と液体だと、ある一定の体積だと、重さが、液体の方が重くなります。それは、分子がたくさんつまっているからです。
熱は、どこにたまるのか、大ざっぱに言うと、分子の中の原子と原子間の結合にたまります。
だから、分子の数がたくさんあれば、熱をたくさんためることができ、熱をたくさん伝えることができます。

なんとなく、本質的な話になってきました?
まだ続きますね。

アングルシート弁 聞きなれない名前ですか?

バルブっていうと、ボール弁・グローブ弁・ゲート弁・バタフライ弁・ピストン弁などが、メジャーでしょうかね?

アングルシート弁は、これらよりは新しいバルブです。
ビュルケルトでは、このアングルシート弁を20年以上、製造しております。
ビュルケルトのアングルシート弁の特徴は…
・初めから、自動弁専用として設計されている。
 ボール弁等は、手動弁に、アクチュエータを乗せた構造です。
 そのため、フリクションが大きく、無理な力がかかるので、
 寿命が短くなってしまいます。
 (手動弁は、全く別のものとして設計されています)
・長寿命/高耐久性能は、お客様の使用実績に現れています。
  スチーム(水蒸気)で、100万回以上
  気体・ガスで、300万回以上
  水で、500万回以上
・熱耐久性に優れる
  スチーム(水蒸気)、温水での長寿命/高耐久が、それを証明しています。
・バルブ本体(配管部)から、アクチュエータ・バルブ摺動部を外すことができる。そのため、メンテナンスが簡単。
・オプションが豊富
  リミットスイッチ
  直付電磁弁(バンジョー電磁弁/ナムール電磁弁)
  ASi(AS-interface)
  手動ハンドル
  開度リミッタ
  
アングルシート弁については、もう少し詳しく、お話ししていきますね。
posted by パンダ丸 at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(1) | プロセスバルブ
2007年03月30日

MFCについて(3) サウナの温度のお湯にはいったら、大やけど

MFC、マスフローコントローラの続きです。

で、この質量流量を、どうやって測定するのかってお話しです。
本論に入る前に、ひとつ質問があります。
みなさんお風呂は、好きですか?
いつも、何℃のお湯に入っていますか?
パンダ丸は、いつも42℃にセットしています。

で、サウナはお好きですか?
パンダ丸は、サウナはあまり長いこと入っていられないです。
サウナの温度って、80〜90℃くらい? もっと高温もあるかな?
80〜90℃のお湯なんて、大やけどですよね。
でも、サウナは大丈夫なんですよね?
なぜなんでしょう?

どちらから風がふいているのか、確認するために、
指先をちょっとなめて、それぞれの方向に向けて、
指が冷たく感じた方角が、風が吹いている方角だ、
なんていいませんでした?
なぜなんでしょう?

真夏の暑い時期、パンダ丸は、クーラー無しではいられません。
クーラーは、温度の低い空気を送ってくれます。
では、扇風機は? 部屋の中の空気を混ぜているだけで、
別に温度そのものを下げているわけでは無いですよね?
でも、なんで扇風機の風にあたると涼しいのでしょうか?

このあたりが、質量流量計測のポイントになってきます。

MFCのお話は、まだ続きますね。
2007年03月29日

MFCについて(2)

MFC、マスフローコントローラの続きです。

質量と体積の違いについて、もう少し詳しくお話しします。
気体というと、空気・窒素ガス・酸素ガス・水素ガス・都市ガスなどがありますが、分子から成り立ちます。
窒素・酸素・水素などは、同じ分子が集まっています。
空気・都市ガスなどは、何種類かの分子が集まっています。
ガスの質量は、分子の種類と、数によってきまります。

気体の体積は、気体のガスの種類と数が、決まっていても、
温度と圧力によって、変化します。
圧力が上がると、体積が減っていきます(反比例)。
温度が上がると、体積が増えていきます(正比例)。
ただし、圧力も温度も、絶対圧力・絶対温度に応じて、反比例/正比例の変化をします。

気体の流量を測定するとき、質量流量なのか、体積流量なのかは、気をつけなければなりません。
体積流量を測定したときの誤差は、圧力と温度の測定の誤差も、合わせて考えなければなりません。

観念的な話で、すみません…
でも、とても大事なことなんです。
これを知っておかないと、間違った測定をしているかもしれません。

MFCのお話は、まだ続きますね。
2007年03月28日

MFCについて

MFC、マスフローコントローラといいます。
気体の流量をコントロールします。
流量には、質量流量と体積流量という考え方があります。
質量流量は、例えばkg/hr
体積流量は、例えばl/min
気体は、液体と違い、圧力や温度で大きく体積がかわります。
そのため、体積流量を測定するには、圧力と温度による補正が必要です。
質量なら、補正の必要はありません。
MFCは、質量流量を測定するので、補正する必要はありません。
MFCのお話は、まだ続きますね。
2007年03月27日

防爆電磁弁について

防爆の規格は、各国によって、違います。

ヨーロッパ:ATEX
北米:FM、UL、CSA
日本:TIIS(産業安全技術協会)

ビュルケルトでは、各国の規格に対応した電磁弁を製造しております。

原則は、ドイツのPTBという機関に申請し、防爆の認証を取得しています。
日本では、そのPTBの申請から、書類審査で、TIISの認証を受けています。

最近では、韓国や台湾でも、独自の防爆規格を作ろうとしているみたいですね。でも、パンダ丸は勉強不足で、よく知りません…
ちゃんと勉強しなきゃ、ですね…
今のところは、原則としてATEXの認証を受けていれば、韓国や台湾では、問題無く使うことができると、聞いているのですが…

海外の防爆の認定書が必要であれば、事前にお渡しすることもできますので、ビュルケルトまでお問合せください。
タグ:防爆 ATEX FM UL CSA TIIS
posted by パンダ丸 at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | よくあるご質問(FAQ)
2007年03月26日

ロッカー電磁弁について

ロッカー電磁弁は、フリッパー電磁弁の姉妹品です。
こちらも、まったく流体が、金属に触れることが無い、電磁弁です。
構造は、稼動部がシーソーなような構造をしていて、その稼動部の下にあるダイヤフラムを押すことで、電磁弁の開閉を行っています。
イメージしにくいですかね…

特徴は…
・長寿命、高耐久
・背圧(逆圧)に強い
・ポンプ効果はある(フリッパー電磁弁と、違う)
・稼動部とコイルの間に熱伝導が無い
 =分析対象のタンパク質の変成が無い

などです。
フリッパー電磁弁と、ロッカー電磁弁の使い分けは、ちょっと悩むところなんですよね。
アプリケーションによって、どちらの電磁弁がふさわしいかは、ビュルケルトまでお問合せください。
2007年03月25日

フリッパー型電磁弁について

あまり聞いたこと無い名前かと思います。
ビュルケルトのオリジナルの電磁弁なので。

あたり前なんですけど、電磁弁は電磁石の力を利用するので、電磁石に反応するもの、つまり金属で作られた部分が必ずあります。これをプランジャって呼んでいます。
でも、特殊な薬液などで、金属に触れては困るって場合もありますよね。医用だったり、分析計だったり。

そういった場合、プランジャの下にゴム製のダイヤフラムを貼って、流体とプランジャ(金属製)が触れないように、ってするのが、一般的です。
シンプルな考え方ですけど、このダイヤフラムが曲者なんです。
例えば、
・プランジャの動きを阻害し、電磁弁の故障原因となる。
・ダイヤフラムと本体に、角度の小さい(鋭角)な部分ができ、洗浄性が非常に悪い。
・背圧(逆圧)に弱い=開いてしまう。
・ダイヤフラムが上下することで、ポンプのように、流体を吸ったり吐き出したりする。

そういった問題を解決するために、フリッパー型電磁弁は、できました。
絵が無いと説明しづらいのですが…
簡単にいうと、振り子のような動きをする電磁弁です。
しかし、流体が金属に触れることは、全く無く、医用・分析用途に数多く使われています。
特徴は、
・フリッパー(振り子)には、軸があり、機械的強度が高い。
 (長寿命、高耐久)
・90°以下の鋭角な部分が、流路に無く、洗浄性が高い。
 (ただし、見かけの内部容積は、あまり小さくならない。)
・背圧(逆圧)に強い。
・ポンプ効果が無く、定量性に優れる。また、泡なども発生しない。

構造自体が全く違う電磁弁なんですよね。
どういう原理で動くのか、ピクチャがあれば、すぐわかるのですが、シークレットなもので…
ビュルケルトまでお問合せいただければ、ユニークで斬新な内部構造についても、お話しできます。

というわけで、ご興味をいただいたら、ビュルケルトまで、お問合せください。

TOEICを受験しました

今回、2回目の受験です。
英語が苦手なパンダ丸には、大きな壁です。
今回の試験時間は、122分でした。2分の余分は、リスニングの時間が長くなったそうです。

122分も集中するのは、とても疲れますです。
にしても、周りは若者ばかり…
年齢順に並べられたら、パンダ丸は、上位1割に余裕で入りそう(笑)

結果は、だいたい1ヵ月後に郵送されてきます。
結果をブログで報告しない場合は…
察してください(^_^;)
タグ:TOEIC
posted by パンダ丸 at 16:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
2007年03月24日

比例電磁弁について

普通の電磁弁は、普段は弁が閉じていて、電気をいれると弁が開く(またはその逆)という、動きをします。
そういう、オンオフタイプの電磁弁は、ビュルケルトにも数多くのラインナップがあります。水を流したり、とめたり、そういう用途には数多く使われています。
しかし、流体制御では、もう少し厳密に制御を行いたい場合があります。
・水の温度を一定にするため、「ちょろちょろ」冷却水を流したい。
・圧力を少しずつ上げたいので、少しずつバルブを開けたい。
・流量を流量計と連動させたバルブで、一定にしたい。

そういった用途で力を発揮するのが、「比例電磁弁」です。
「比例電磁弁」は、単にオンオフするだけでなく、中間の開度をとることができます。開度30%とか、70%とか。
そこで、一気にバルブが開くのではなく、少しずつ流体を流すことが可能です。

ラインナップも充実し、オリフィス(最小有効内径)が、0.5mm〜20mmと、50種類以上の機種にわかれています。
最適な比例電磁弁を選ぶのが、ちょっと難しいところです。
実際の流体の条件から、流量係数を算出し、最適な比例電磁弁を選びます。
この選択が正しくないと、なかなか性能を発揮することができません。
機種の選定は、ビュルケルトで行えますので、どうぞご連絡ください。
2007年03月23日

AS-interface (ASiバス)について

最近、AS-interface(ASiバス)が、日本でも普及しているようです。
ビュルケルトでは、ASiバスが公開された当初から、対応した製品を開発してきました。

<ASiバスについて>
正式名称は、Actuator Sensor Interface 、略してASiバスです。

通常、ひとつの電気機器について、ひとつの配線が必要となります。
10台の電磁弁があれば、10本の配線を行う必要があります。
中央の電気盤から、現場の電磁弁まで100m離れていれば、電磁弁10台では、1000mの配線が必要となってしまいます。
ASiバスでは、本線のケーブルから枝分かれし、各電磁弁まで配線すれば良いですから、配線そのものも少なくてすみますし、工事費用も低減させることができます。

だから、例えば電磁弁が1〜2台しかなければ、ASiバスでメリットをだすことは難しいです。
ある程度(およそ10台以上)が、まとまって設置されていると、コストメリットをだすことができます。

実際の通信指令は、ASiマスタと呼ばれる、通信ユニットを介して行います。ASiマスタは、PLCの各メーカーが、PLCの通信ユニットとして、販売されていますので、国内のユーザー様は、PLCの中に組み込んで、お使いになられることが、多いようですね。

<ビュルケルトのASi対応製品>
・Type2510/2511 ケーブルプラグ
 通常のDC24V電磁弁に、このType2510/2511を付加することで、ASiに対応することができます。このType2510/2511には、ASiのアドレスを書き込むことができるメモリと、その通信指令に従い、電磁弁へ電気を送る機構が含まれています。

・Type8631/8633 トップコントロール
 ビュルケルトのプロセスバルブに付加し、ASiに対応することができます。このType8631/8633には、ASiのアドレスを書き込むことができるメモリと、電磁弁・リミットスイッチが内臓されており、通信指令で、バルブの開閉の指令と、またプロセスバルブの開閉を信号として読込むことができます。

そのほかにも、ASiに対応している製品があります。
・ボール弁/バタフライ弁 ASiユニット
・マニホールド電磁弁
・I/Oユニット
詳しくは、ビュルケルトまでお問い合わせください。

また、こちらの日本AS-i協会のページも、ご参照ください。
http://www.as-i.jp/index.html
2007年03月22日

Kv値とCv値 バルブの流量特性

バルブの性能を示す、指標のひとつに、Kv値とCv値があります。
Kv値も、Cv値も、このバルブが、どれだけの流体を流す性能があるのかを、表す数値ですが、ちょっと定義が違います。

Kv値:20℃の水を、バルブ前後の差圧1barに保った場合の流量m3/hr

Cv値:60°F(華氏)の水を、バルブ前後の差圧1psiに保った場合の流量 gal[us]/min

Kv値は、SI単位系で記載されますが、Cv値は、アメリカで使用される単位系で記載されます。
アメリカの単位系って、どうも馴染みにくいですね。あまりイメージがわきにくい感じがします。
というわけで、ビュルケルトでは、SI単位系のKv値を採用し、バルブの性能を示す数値としています。
でも、日本では、Cv値の方が、まだ一般的でしょうかね?
単位系のことを考えれば、いずれはKv値に収束していくんでしょうか?

それで、Kv値とCv値の関係は、下記のようになります。
Cv = Kv x 1.167 (およその値)

この方が、わかりやすいですか?
posted by パンダ丸 at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | よくあるご質問(FAQ)

桜の季節には、まだ早いかな?

ビュルケルトの東京本社は、上野公園の近くにあります。
帰りに、ちょっと寄ってみましたが、まだ桜は、ほとんど咲いていませんでした。
この分だと、今週末は、お花見には早いかな?
来週末あたりは、たくさんの人が、見に来るかな?
お花見もいいけど、出店も気になる、パンダ丸でした(笑)
posted by パンダ丸 at 23:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
2007年03月21日

はじめまして!

ビュルケルトのパンダ丸です!
ビュルケルトって名前をご存知の方は、ほとんどいないと思いますが、ドイツの流体制御機器メーカーです。

流体制御機器って? バルブとか流量・圧力・温度・レベル・分析などのセンサーのことです。

「バルブ:なんて、あまり馴染みが無いですかね?
でも、あちこちに使われてるんですよ。
最近は、メーカーのブログも増えていますが、バルブのブログって、まだ見たことないです。
だから、ゆるゆる始めてみようかなと。

よろしかったら、お寄りください!
posted by パンダ丸 at 15:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記